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No.55 Re:受け口について 解決済み
□投稿者/関@せき矯正歯科医院
□投稿日/2007-10-23 18:18
□URL/
お問い合わせ内容についてですが、受け口・下突咬合の程度によっては、矯正治療単独で治療できる場合と、外科的な顎離断手術を併用しないと治療ができない場合があります。もちろんボーダーライン・ケースも存在します。いずれにしても患者さんがもつ素材や素質から到達可能な目標を設定する際には、患者さん自身の価値判断と社会的な背景を考慮しながら、十分な専用の施設において経験豊富な専門医による診断が重要になってきます。S.Cさんは、高校2年生17歳(男性)ということですので治療についての価値判断ができる年齢に達してきていることと思い、矯正専門医の受診をおすすめいたします。
 次にS.Cさんが、顎変形症(下顎前突症)であり、顎離断手術を必要とすると診断された場合には、連携して行われる顎離断手術も手術前後に行われる歯科矯正治療も保険適用となります。ただし、保険で行える医療機関の指定があります。各都道府県知事の指定を受けた医療機関である必要が有り、例えば富山県であれば、下記富山県のホームページ下部にある指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)名簿から、「歯科矯正」を担当する医療機関名を【富山市】か【富山市以外】でお探し下さい。
http://www.pref.toyama.jp/cms_cat/104040/kj00006451-004-01.html
 ただし、S.Cさんは社会的には未成年者ですし、親の保険を使うにしても、治療(手術や矯正)に対する親の同意が必要です。カウンセリング時には親の同席が必要になってきますので、親との相談を事前に十分に行ってから受診していただきたいと思います。
 また、「高額療養費制度」についてネット上でお調べいただき、保険適用の際の自己負担限度額について事前に知っておくことも良いことだと思います。
 一方で、治療期間についてはケース・バイ・ケースで手術前の動的矯正治療を短期間にして顎離断手術を受けられる場合もありますし、1年半くらい手術前の動的矯正治療が必要な場合もあります。大事なことは、リハビリを兼ねた手術後の動的矯正治療が半年から1年くらい必要なことと、ブラケット装置を撤去してから保定(歯列咬合を維持安定させる)期間が約2年は必要であるということです。
 もっと大事なことは、手術のための入院期間が2週間ほど必要であることです。当院の患者さんでは、高校生や大学生は春休みや夏休みや冬休みといった長期休暇に合わせて手術時期を決めています。また、社会人はご職業にもよりますが、業務の閑散期やG.W.にかけて、あるいは年末年始にかけてといった時期を選んでいる方が多いようです。そもそも、手術が必要なのかどうかの診断からになりますので、前述の「歯科矯正」を担当する指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)への受診をおすすめします。
 なお、全体の治療費や治療内容や治療期間などについては、各個人によって異なりますので、ご本人様と直接お会いして、不正咬合の状態を確認しなければ判断できないことです。当然のことながら、お電話やメール等ではお答えできません。
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受け口について /S.C  

上記関連ツリー
受け口について/S.C/2007-10-22 22:07(No.54) 解決済み
 Re:受け口について/関@せき矯正歯科医院/2007-10-23 18:18(No.55) 解決済み
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